バターコーヒーの作り方・飲み方・材料の選び方【ダイエットにも】
『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』という本がヒットしましたね。
わたしも完全無欠コーヒーを愛用している人のうちの一人です。
痩せると話題になったのでダイエットとして取り組む人もいるようですね。
バターコーヒーの作り方と飲み方、材料の選び方をまとめました。
バターコーヒーの作り方
材料
- グラスフェットバター……約10g
- MCTオイル……大さじ1~2※
- コーヒー……約200ml
わが家のグラスフェットバターは以下画像のTOMIZのニュージーランド産のものです。
冷蔵庫で柔らかくしてから、一回分に切り分けて冷凍保存しています。
風味が逃げなくて良いです。
※MCTオイルは摂取し始め/多量摂取によりお腹を下すことがあります。
よって少量から試し、多くても大さじ2程度にすることをおすすめします。
(詳しくは記事の最後に。)
手順1:コーヒーを入れる
コーヒーはお好みのものでOK。
今回は贔屓にしているカフェで焙煎しているスペシャリティーグレードのブラジル(深煎り)です!
簡単なのでビアレッティでいれます。
ゴゴゴゴ……
※※※SOTOのコンロは野外専用です。良い子は室内で使わないでください※※※
(火口が狭くてコーヒーがおいしく入ります……)
手順2:コーヒー、バター、オイルをよく混ぜる
ポイント:しっかり乳化させること
水と油はただスプーンでかき混ぜても混ざりません。
ミキサーやハンドブレンダ―でしっかり混ぜましょう。
ゴゴゴゴゴ……
~完成~
均等に混ざりました。
カップに注いで飲み切ります。
バターコーヒー【簡単ver.】
朝忙しいときにはインスタントコーヒーで入れています。
290mlの缶コーヒーの缶を再利用。
材料を缶に全部入れる。そして振る!!!
缶が熱くなるのでカバーをかけています。
とにかく振る!!シェイク!!!!
完全に乳化するまでがんばって振ります。
このまま水筒代わりに職場へ持っていくことも可能です。
もちろん小さめの水筒でもかまいませんが、水筒がコーヒー臭くなってしまうので缶を使っています。
バターコーヒーの飲み方
わたしの飲み方を紹介するので参考にしてください。
前提1:14時間以上の空腹時間を作る
前提2:無理して生活習慣を変えない
わたしはダイエットこそしていませんが、できるだけ健康な状態で生きるために様々な健康法を研究しています。
中医学やアーユルヴェーダなんかは現代日本では胡散臭く見られがちですが、”医食同源”がコンセプトの予防医学ですので、なにがなんでも健やかに生きたい人とはかなり相性がいいです。
ゆえに日常生活にもその教えを導入。特に食べ物については大いに参考にしています。
↓こんな感じ
しかし「1日3食バランスよく食べましょう、朝ご飯は必須です」と言われると、う~~~~~ん。
理想なのは理解しますが、どうしても生活習慣とマッチしません。
わたしは朝からごはんを食べられませんし、帰宅も遅いので夕飯が22時以降になってしまうことも多いです。
胃腸を休めるために14時間の空腹が必要なことも体感しています。
そこで現時点での結論。
朝食兼昼食:バターコーヒー
夕食:自炊で好きなものを食べる
(夕方に間食:干し芋、ナッツなど)
午前中にバターコーヒーを飲んで、昼はそのままやり過ごし、夜に好きなものを食べる生活です。
バターコーヒーに飲み慣れてくると日中は固形物を食べる必要がなくなります。
胃の中は空っぽになりますが、お腹がすいてイライラすることも低血糖でフラフラになることもない。
かなり安定してきます。
そうなれば昼食も必要ないので、夕方までバターコーヒー1杯で完走できます。
帰りが遅くなる日は17時ころに間食を取ります。定時で帰れる日は帰って夕飯にします。
バターコーヒー、材料の選び方
簡単に言うと「良い材料」を選ぶです。(そのままやんけ)
バターコーヒーの目的がダイエットであれ健康であれ、まずは『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』を読むことを強くおすすめします。なぜバターコーヒーなのか?を本を読んでしっかり学ぶとよいです。
なぜなら、バターコーヒーを飲むという「足し算の健康法」だけでは健康体になれないからです。
わたしたちは資本主義の世界に生きていますから、消費者は安いものを買いますし、生産者は安いものを作るための努力をします。
その結果、手近なスーパーマーケットには健康と相性の悪い食品であふれてしまったように思われます。
”健康維持にはよろしくない食品”の摂取をやめる、つまり「引き算の健康法」を獲得していく必要があるのです。
ということで、本書を引用しながら材料の選び方を紹介します。
豆の選び方
第一段階は、ご近所でいちばんの高級店に行くことだ。自前の焙煎機があることが望ましい。
(出典:『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』)(以下同様)
良い豆に出会うには、良い生豆を使った自家焙煎のコーヒーショップを探すしかないですよね。
おいしいコーヒーを出してくれるお店に出会ったら、その中でも豆を選んでみましょう。
目的は可能な限り「カビ」の可能性を下げることです。
食品のカビ毒、とりわけコーヒーのカビ毒についての記述があるので引用します。
コーヒー豆に生えるカビの量は、とりわけ大規模な生産者ほど生産ロットごとに変わるが、カビ毒はかなり多量のコーヒーに見られる。ブラジル産コーヒーの生豆を検査したある研究では、加工前の90%以上の豆がカビ毒に冒されており、また別の研究では、レギュラーコーヒーのほぼ50%がカビでいることが判明した。
はっきり言えるのは、あなたが買うコーヒー豆の種類はとても重要だということだ。安いコーヒーが低コストなのは、低品質の豆を使っているだけでなく、カビ毒に冒されがちな傷んだ豆を高い割合で含んでいるからだ。
かんたんにまとめると「安いコーヒーはきっとカビてるぜ!」ってことです。
選び方をまとめます。
◯避けるべき豆:デカフェ、天日干しなどナチュラル精製のもの
→カフェインは天然の抗菌成分!カフェインを抜いてしまったということは……。
→天日干しや溜水で精製したナチュラル精製もの(腐りやすい)
◯選ぶべき豆:ウォッシュド精製(流水・水洗式)のもの、スペシャリティグレード等付加価値の高いもの
→水でしっかり洗って果肉を除去してある「ウォッシュド」のほうがカビ発生リスクが低い
→高付加価値のスペシャルリィグレードのお豆は、香り・風味の劣化は許されません!=カビも許されません
忙しいときはインスタントコーヒーで代用してしまいますが、できるだけ避けています。
理由は「原料の豆の状態がまったく把握できない」からです。
品質のいいお豆に出会うのも労力かかりますが使った時間分きっと良い生活を手に入れられるはずです。
できる範囲でよりよいものを探してみましょう。
グラスフェットバターの選び方
グラスフェットバター:自然な牧草を用いて育てられた牛の生乳から作られたバター
一般的に売られているバターは、牧草のほかに穀物の配合飼料を与えて育った牛の乳からできたバターです。
日本の牧場の土地の広さや作業の効率性を考慮すると、牧草だけで育てることは難しく費用もかさみます。
ゆえに狭い牛舎で穀物の飼料を与えて育てるわけですが、穀物飼育の牛の乳でできたバターには穀物飼料に付着したカビ毒を含んでしまうという大きな欠点があります。
カビを食べて育った牛さんはカビ毒に汚染されているというわけです……。
〇選ぶべきバター:完全牧草で飼育されたグラスフェットバター
→カビ毒が付着した穀物飼料で育った牛を避ける
→牧草だけ食べた牛を選ぶ(自然に生えている草にはカビがつきません)
※注意:グラスフェットバターと名の付くものでも、完全牧草ではないものがまれにあります。
「(穀物飼料に加えて)牧草も」食べて育ちました、という牛の場合もあるのでよくチェックしましょう。
ところで「なぜコーヒーにバターを入れるの?」と思いますよね。
本書においてわたしたちが食べるべきは、炭水化物(糖質)・タンパク質よりも脂肪である、とされています。
そしてグラスフェットの動物性脂肪こそ最も摂るべきものと主張されています。
骨髄、牛脂や羊脂、ラードなどグラスフェットの動物性脂肪は栄養価が高く、必須脂肪酸、タンパク質、ミネラル、抗酸化物質、ほかでは得がたい脂溶性の栄養素を含んでいる。(中略)
グラスフェットの動物性脂肪こそ、まさに地上最大の完全無欠な脂肪源だ!グラスフェットであるかぎり、ウシも植物性食品なのだと心得よう。
最後の一文はさておき、グラスフェットバターは脂溶性ビタミンや抗酸化物質、ビタミンA、E、D、K、をたくさん含んでいる非常に優れた食品なのは確かですね。
MCTオイルの選び方
MCTオイルもバター同様、著者のおすすめする脂肪の一つです。
MCTオイル:ココナッツから中鎖脂肪酸だけを取り出した油
本書によるとMCTオイルを摂取する理由は、体を「ケトーシス」に導くためです。
ケトーシスは、体が糖の代わりに脂肪を燃やしてエネルギーにする有益な状態である。人間の体は通常、炭水化物を燃料にする。炭水化物が切れたら、脂肪をグリセロールへと転換sにてエネルギーを得ていく。肝臓はこの脂肪代謝の副産物としてケトン体を生成する。ケトーシスとは、血中にこのケトン体が大量にあり、余分な脂肪を燃やしている、そんな体の状態をいう。
ゆえにダイエットにも応用できるというわけです。
避けるオイル:酸化臭のあるもの、有臭のもの
→オイル自体に匂いを感じます。
→そのまま口に含むと口の中に残ります。
選ぶオイル:完全無臭のもの
→ほとんど無臭
→口の中に残りません。
ココナッツは中鎖脂肪酸をたくさん含みますが、もちろん不飽和脂肪酸(=酸化しやすい油)も含んでいます。
ゆえに純度が低いもの、(油っぽい臭いがあるもの等)は避けるべきでしょう。
カプリル酸◯%カプリン酸◯%等、成分表示があるものが確実です。
ちなみに本書で紹介されている「ブレインオクタンオイル」は3回蒸留されてるそうです。
わが家でもMCTオイル、いろいろ試しました。
←品質良……悪→
←価格高……低→
結果、お値段と品質がバッチリ比例していました。
高いものは良い!そしておいしい!
MCTオイルは品質によってお腹を壊しやすかったり飲みやすかったり胃がもたれたりと相性があるので、自分に合うものを根気強く見つけてください。
わたしは画像左から2本は大さじ2摂取しても平気ですが、右側2本は調子を崩してしまいました。
左から(良)(良)(胃もたれ)(下痢)という感じです。
安いものはやはりにおいが気になったり口の中に残ったりしてしまいます。
バターコーヒーまとめ
バターコーヒーが気になり材料を調べた人なら必ず思うであろう、「こんな高いもの買えない!!!」ですが、理由を追っていくとその価格に納得できますよね。
それぞれ手間がかかるから高い。それだけのことです。
ということで、まとめです。
バターコーヒーの材料は、コーヒー・バター・オイルですが、以下のものを選びましょう。
コーヒー豆:自家焙煎珈琲店の水洗式のもの、スペシャリティグレードを探すとクリーンな確率が高い
バター:自然な牧草を用いて育てられた牛の生乳から作られたグラスフェットバター
オイル:においがなく口に残らず、成分、材料の表示の有るものが高品質な傾向にある
「なぜ炭水化物やタンパク質より脂肪なの?」「ケトーシスの何がいいの?」など、詳しいことは本に書かれているので割愛しますが、食べ物は慎重に選ばないと毒にもなるということは知っておくとよいですね。
カビ毒以外にも衝撃の事実がたくさん書いてありますよ。
ぜひ読んでみてください。
以上、バターコーヒーのあれこれでした。
著者による続編も出ています。
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