もふふがうつを克服した話3 ~ごめんなさいをありがとうに変える~

2018-12-10

こんにちは、もふふです。

あなたは今日、誰かに「ありがとう」を言いましたか?

わたしがこの記事で伝えたいことは、「感謝の気持ちを持って生きなさい!」なんて道徳観念ではありません。

うつ状態で苦しんでいるあなたの「考え方」を変えるためのメソッドです。

 

「ごめんなさい」を「ありがとう」に変える

わたしがうつ状態を脱出したきっかけや方法を思い起こして、最初に浮かんだこと。

それは、「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えたこと。

 

わたしはうつになってから気づかないうちに、口癖のように「ごめんなさい」を発するようになっていました。

これは恋人に指摘されて初めて知ったことです。

恋人
恋人

謝るくせがついてたな。

本来素直にお礼を言えばいい場面で、「ごめんなさい」としか言えない自分。

 

現在のわたしからしてもわけわかんないんですが、ありがとうが言えませんでした。

他人が自分に何かしてくれたとき、わたしは「わたしなんかのためにこんなことさせてしまってごめんなさい」と思ってしまうのです。

自分を卑下していました

原因はおそらく、自尊心や自信のなさでしょう。

自分には誰かに何かをしてもらう価値がない、と本当にそう思っていました。

自分なんて死ねばいいのに。毎日そう思っていた時期でしたから。

 

形だけでも「ありがとう」を言う練習をする

「ごめんなさい」という言葉には憑りつかれていました。

他人に迷惑をかけてしまったときはもちろん、学校に行けなかったりして家族に後ろめたい気持ちになったりすると、頭の中が「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」でいっぱいになってパニックになってしまうことが多々ありました。

興奮状態になって気づいたら身体が傷だらけになっていたことも多々。

 

「ごめんなさいじゃなくて、ありがとうって言うんだよ」、と言われたときの衝撃。

もふふ
もふふ

自分はお礼も言えないダメ人間だったんだ……。

と、そこでも激しく落ち込んでしまいました。

でもお礼を言いたい気持ちはちゃんとあったので、がんばって「ありがとう」を言う練習をしました。

実際は「ごめんなさい」という申訳ない気持ちでいても、ちゃんと「ありがとう」と発声するようにしました。

最初のうちは「またごめんなさいって言ってるよ」と指摘されることもたくさんありましたが、形だけでも「ありがとう」を言えるようにがんばりました。

「ありがとう」と言うだけで一苦労です……。

 

これってポジティブシンキングの一種ですよね。

思考のトレーニングです。ネガティブな言葉を使っていると性格も人生もどんどん暗いものになってしまう。ポジティブな言葉を使えば明るい性格や人生に変わっていくのです。

もふふ
もふふ

言霊は宿るんですね~。

始めこそ苦労しましたが、「ありがとう」と発声することを続けた結果、徐々に感謝の気持ちも生まれてきました。

1年くらいしたら自然に素直に「ありがとう」と思えるようになったのです。長かったなあ。

 

そして元気になった現在、ちょっとネガティブな友人が、同じように「ごめんなさい」と言っていることに気付く場面があります。その時はわたしも「ありがとうだよ」と声をかけます。

 

「感謝の気持ちを忘れずに」なんてよく言われますが、忘れちゃってるんですよ。うつのときって。

仕方ないんです。脳の異常なんですから。

でも、忘れてしまった感謝の気持ち、あった方がきっと人生楽になります。

プレゼントをあげたのに「ごめんなさい」と言われてうれしい人、なかなかいないですからね。「ありがとう」と言ってもらえるのがいちばんスマート。win-winの関係です。

 

「ごめんなさい」に憑りつかれてしまっている人は、まずは形からでも「ありがとう」に変えてみるといいかもしれません。

些細なことも積み重ねれば、少しずつ元気になってくるものです。

気付いたら前より少し、生きやすくなっているかもしれません。

今日もむりせず、ゆるりといきましょ。

#今日もがんばらない

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