もふふがうつを克服した話10~うつの症状を振り返る(後編)~
こんにちは、すでに寒さに負けそうなもふふです。
前回に続き、わたしがうつ状態だったときのお話です。
後編はちょっと過激なお話もでてくるので、読んでいてつらくなったら回れ右してくださいね。
認知の歪み
認知の歪みって聞いたことありますか?
思考が極端に偏った状態のことをいいます。
今だったら、それはちょっとおかしいんじゃない?って思うようなこともたくさんあります。
人がほめられていると自分がけなされていると感じる
「○○さん××できてすごいね!」と他人がほめられていると、「もふふは××できなくてほんとだめだね」とけなされていると思っていました。
他人がほめられているのを見るととてもつらかったです。
恋人が他人と仲良くしていると自分は嫌われたと感じる
さっきのほめる話と同じ感じです。
自分の恋人が他人と仲良く談笑しているのを見るのが苦痛でした。
「わたしがいるのに!なんで他人と仲良くするの!?」
「わたしはもう必要ないんだ。嫌われたんだ。死にたい。」
とてもつらくて悲しい気持ちになりました。
完璧主義・すべき思考
「テストで1問でもまちがえてたらダメ」「部長なんだから全部しっかりできなきゃダメ」
0か100かでしか考えられない無意識の完璧主義にはかなり苦しみました。
「あたま悪いんだから人一倍勉強をすべき」「部長として部をよりよくするために全力を尽くすべき」
自分にとうていできっこない無理難題を課して、それができずに落ち込む。
できないのは自分が悪い。もっと努力しなくちゃ。無限ループです。
心のフィルター
生きててもいいことないとか、わたしなんて生きてる価値がないとか、ネガティブな思考しかできなくなりました。
いいことなんてきっと毎日起こってたはずなのに、自分にとって良い部分をまるで認識することができない状態だったんですね。
全部わたしが悪い
何があっても「全部わたしが悪いんだ」と思っていました。
「こんなこともできないわたしが悪い」→「こんなわたしに生きてる価値なんてない」→「死ねばいいのに」→「死ね死ね死ね」→自傷行為
こんな思考だったと思います。
「死ね」に取り憑かれるとどうにもできませんでした。ひどい興奮状態になって自傷行為に走ってしまうことも日常茶飯事です。
希死念慮
希死念慮とは「死にたい」と思うことです。
自分に価値がないと思っているので、当然毎日が死にたいです。
常に死にたい気持ちに押しつぶされています。
自殺願望があるわけではないですが、ただ「死にたい」気持ちに支配されていました。
より正確にいえば、「この世界からなんの痕跡も残さずに存在ごと消えたい」といったところでしょうか。生きてるだけでつらかったので、いなくなりたかったんですね。
でも家族が悲しむのは嫌なんです。家族が大切だから。
だから自殺なんてしない。誰の記憶にも残らず消えることができたらいいのに。そんなことを考えていました。
自傷癖
「つらい死にたいつらい死にたい死にたいお前なんか死んでしまえ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
で思考がいっぱいになり興奮状態になると、頭が真っ白になって、ハッと我に返ると身体が傷だらけでした。
手や腕を強く噛んだあと。
手首、腕、腹、足をカミソリで切ったあと。
自分で自分を殴ってできたあざ。
思い出すだけでつらい。
でもそのときは、身体を傷つけることでたまりにたまったフラストレーションを解消していたんですね。自分の身体から流れる血を見ると、気持ちが落ち着いて安心したのを覚えています。
ひどいときには両腕に20本近い切り傷がありました。
わたしは物や他人を傷つけられなかったんです。つらい気持ちは全部自分で処理するしかありませんでした。物にあたれない、人に気持ちを話せない。その分全部自分で受け止める。
身も心もボロボロでした。
PMS
月経前症候群(PMS)はひどかったです。
ふだんはあまりイライラしないのに、生理前だけは尋常じゃないほど些細なことで苛立ちます。
性格もより凶悪な感じになります…
特にこの時期の自傷行為は激しくて、けっこうグロテスクな傷が何個もできていました。
ちなみに生理自体もひどくて、
・周期が不安定(2週間~2ヶ月)でバラバラ
・生理痛がひどすぎて授業に出られない
・経血量が多くレバー状の塊がたくさん混ざる
・経血が7~10日出続ける
生理痛はかなりひどくて、痛みで脂汗がでるほどでした。
授業を受けるなんてもってのほかで、保健室のベッドでゆたんぽを抱えながらまるくなって耐え忍ぶしかありませんでした。
量も多いし期間も長い。そのうえ周期も不安定でいつ来るかわからない!
現在のもふふ
いちばんひどかったとき、18歳頃のわたしの状態はこんな感じでした。

めちゃめちゃつらかったです。しんどかったです。
現在わたしは24歳です。約6年が経ちました。
うつ状態は完全に克服し、抑うつや認知の歪み、希死念慮に自傷癖はもうありません。
サヨナラバイバイしました。
自律神経はまだ乱れることが多く、季節の変わり目なんかは苦しんでいますが、それもジョギングをすることで悪化を防いだりとしっかり自己管理できる範囲です。
体力・筋力トレーニングの一環として、山登りも趣味になりました。
近場の山のみならず、夏には北アルプスは白馬岳にテント泊で登頂に成功したりと、まさか自分がこんなに元気になれるなんて微塵も思っていなかったのでびっくりです。
*おわりに*
わたしがうつ状態だったときのことをまとめてみました。
毎日つらくてつらくて、ずっと泣いていたことを覚えています。
あのときのわたしに、「大丈夫だよ、すてきな人たちに出会ってこんなに元気になるよ」って伝えてあげたいです。
病気の程度も症状も人それぞれです。
なにをしたらうつが改善するかも人それぞれです。
このブログで発信していることが全員に当てはまるとは限りませんが、読者さんが元気になるきっかけになったらいいなと思っています。

今日もがんばらない!!!

むりせずゆるりといきましょ~!
以上、もふふのうつの症状を振り返る、でした~。
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