もふふがうつを克服した話12〜感情を言語化する〜
「自分の気持ちを伝えるのがこわい……」
「わたしなんて人に話す価値ないし……」
そんなふうに思っていたわたしが、自分の気持ちを出力しようとがんばってきたお話。
こんにちは、もふふです。
この記事にたどり着いたあなたは、きっととてもつらくて苦しい気持ちを抱えていることと思います。
わたくしもふふも、うつ状態のときはいつもつらい気持ちで生きていました。
でも、自分の気持ちを表現する練習をし続けたことで、感情や思考を整理して相手に伝えることができるようになり、生きるのが少し楽になったのです。
この記事では、わたしが「自分の感情を言語化する」ためにしてきた方法をお話しします。
気持ちを伝えようとすると泣いてしまう
うつ状態だったときのわたしは、「自分の気持ち」を口に出すことができませんでした。
「つらい」「苦しい」「たすけて」
毎日感じていたその気持ちを、言葉にできたことはありません。
なにか話そうとしても、口から言葉が出る前に、感情が涙になってあふれて出てきちゃうんです。
不安や絶望に押しつぶされていろとき、様子を察知してくれた人から「どうしたの?」と聞かれても何も答えられませんでした。
「大丈夫だよ」「元気だよ」
思ってもないことしか答えられませんでした。
まずは文字に書き起こすことから
口に出せない思いですが、ためこみ続けると毒になって心身にまわっていきます。
少しでも出力できると、気持ちは楽になります。
誰にも読まれないところに書いてみる
まずは紙に書く!
ノートでも日記でもチラシの裏でも構いません。
まずはなにか書いてみます。
とかでもOK。
これももちろんOK。
わたしのうつ時代の日記は「死にたい」で埋め尽くされているページがたくさんありました。
誰にも言えなかった苦しい気持ちを書きなぐっていたんです。勢いで乱暴にページを埋めていくと、フッと気持ちが落ち着くときがくるんですよね。
高ぶって行き場をなくした感情を整理するにはもってこいの方法でした。
誰かが読んでくれるところに書いてみる
誰にも見られないところで安心して気持ちを出力することに慣れたら、誰かに見られる経験をしてもいいかもしれないです。
ツイッター
わたしはツイッターを始めてからとても楽になりました。
優しいフォロワーさん方にめぐまれ、あたたかい言葉をたくさんかけてもらえたのです。
本名も顔も知られていないツイッターでなら、自分の気持ちを吐き出しやすかったんですね~。
手紙
わたしは親や恋人になにか伝えなきゃいけないとき、手紙やメモを書いていました。
言いたいことがあっても泣いてしまってうまく話せないので、ゆっくり時間を取って文面にまとめておくんです。
特に、「ありがとう」はしっかり伝えるようにしていました。
お礼を言いたいその場で言えなくても、あとからメモにちょっと書いて渡すなどして、「ありがとう」だけはちゃんと言うように心がけました。
質問箱
ちなみに、わたしは質問箱もやっております。
もし誰にも言えないけど誰かに聞いてほしい……相談したい……
みたいなことがあったら、気兼ねなく送ってくださいね。
質問じゃなくてもOK!本当になんでもよいですよ~~!
お待ちしております!
声に出して伝える
さてさて。最大の難関、「声に出す」。
気持ちを文字に起こすのと、自分で発声するのではハードルの高さが全然違います。
声より涙が先に出てしまう
わたしは感情のボルテージがある一定を越えると、喜怒哀楽にかかわらず泣き始めてしまう性質がありました。
自分の気持ちを話そうとすると、「わたしの気持ちなんて言ったら迷惑がかかる」という思考になりつらくなってしまうので、言葉より先に涙が出てしまいます。
そんなわたしにも気長に付き合ってくれたのは恋人でした。
言いたいことがあるなら言ってみ。
ボロボロ涙を流すわたしが言葉をひねり出すまで待っててくれ、ちゃんと話を聞いてくれたのです。
言いたいことは言ってみろ!と言われても、始めは「アーー」とか「ウーーー」とかしか話せなかったわたし。
恋人が目の前にいても、チャットアプリでメッセージを送ったりしていました。
気持ちは言わなきゃわからない
そんなこんなで、ときには大泣きしながらも、少しずつ自分の思っていること、考えたことを伝えるようにがんばってきました。
「自分の気持ちは言わなきゃ誰にも伝わらない。」
当たり前のことですが、ツイッターなんかを見ているとちゃんと理解できている人ってあんまりいないのかなぁという印象を持ちます。
よくある恋人・夫婦・家族間のケンカも、不満を言わずに我慢し続けたことが原因の場合って多いですよね。
不平不満がたまって感情が爆発する前に、気持ちは小出しにしておくのがよいです。
だって言わなきゃわかんないもん!!!
“speaker’s responsibility”
大学で英語の先生に教わった、わたしの好きな考え方です。
意味は「話者責任」。
話し手は聞き手が内容をちゃんと理解するまでしっかりと何度でも伝える。
欧米では当たり前の考え方のようです。
われわれ日本人は、「一回しか言わないからちゃんと聞けよ!」なんて言われて育ってきていますが、人の理解度なんて様々なのだから、そんな無茶な要求おかしいですよね。
わたしはこの言葉をいつも念頭に置いて、人と対話するようにしています。
自分が思っている以上に他人は話を聞いていないし、わかってもいないですから。
「アー」とか「ウー」しか言えなかったわたしも、がんばって伝えようと訓練してきた結果、こうやってブログで意見を書けるまでに成長しました。
対人の会話はまだちょっと苦手ですが、自分のペースでゆったりと話せるようにこれからも精進あるのみです。
みなさんも、自分の気持ちはどんどん出力していきましょう!!
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