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もふふがうつを克服した話4 ~たくさん歩く~

2018-12-13

あなたは一日何歩歩いていますか??

うつ状態を克服できたいちばんの要因は、ズバリ「たくさん歩くこと!」。

「疲れる」「めんどくさい」「つらい」「外出たくない」「ふとんがいちばん」

もふふ
もふふ

すっごくわかります!!!

大丈夫です。わたしもそうでした。自慢じゃないですがうつ状態のときは引きこもりすぎて、ちょっと歩いただけで太ももが鬱血して紫になるほど身体が衰弱してたけど、歩くことを続けられたんですよ!(ドン引き)

今回は、そんな虚弱もふふが、一日一万歩も元気に歩けるようになるまでのお話です。

田舎者は歩かない

わたしの出身は茨城県の片田舎です。

…と書いただけでお察しの方もいるでしょう。

田舎は車社会なので基本的に歩いたりしません!

コンビニだろうがスーパーだろうが買い物に行くのも車。病院に行くのも車。通勤も車。

都心に出るために電車を使おうにも、そもそも駅が徒歩圏内にないので、家族が車で送り迎えをしてくれるような世界線です。

道を歩いているのは通学時の小学生くらいだね。

ポメ
ポメ

遊びに行くのは自転車だもんね。

当時実家暮らしだったわたしは、日常的に歩くことは全くありませんでした。

実家はたまたま最寄り駅まで徒歩5分とスーパーめぐまれた環境だったので、唯一歩くのはその駅までのほんの数百メートルです。

休日や学校を休んだ日は丸一日ひきこもっていたので、1日100歩も歩いていたかすらあやしい

目が覚める→布団でだらだらする→おなかがすいたらてきとーに食べる→録画したアニメをソファで見る→PCでネットサーフィンする→布団に戻る→寝る……

そんな生活を1年余り送っていたわけですが、う~んこれじゃあ元気になりようがない。。。

動物はもともと動くようにできてるからね。

ラーメンを食べに行く

そんな引きこもりのわたしを外に引っ張り出してくれたのは恋人でした。

恋人の住まいは東京の西の方だったので、都内に出ないと会えないんですよね。

会うためにがんばって外に出るようになりました。

しかしその頃のわたしは、バイトすらしてない引きこもり貧乏大学生だったので、お金のかかるデートのようなものはなかなかできません。

では何をしていたかというと、散歩です。

散歩はすごいぞ。タダで楽しめるんだぞ。

 

とは言っても、1日100歩も歩いていなかった人間が急に散歩なんてできるわけがないので、はじめは目的地を設定してそこまで歩く、ということをしました。

その目的地というのが、、

ラーメン屋さん。

ええ、ラーメン好きなんです。だっておいしいから。

池袋界隈をよくうろついていたので、ラーメン開拓しないわけがないですよね!?

池袋は言わずと知れたラーメン激戦区ですから。

ということで、おいしいラーメンを食べるため、駅から歩きます。

むり!!!!!!!

 

アクセス:駅から徒歩5分

もふふ
もふふ

むり!!!!!!!

そんなに歩けない。歩けるわけがない。

でも歩かなきゃラーメン食べれない。つらい。

駅から5分めちゃめちゃ近いと思うんですけど、当時のわたしには途方もない距離に感じました。歩くのも遅かったし、筋肉がないのでよちよちペンギン歩きだったし。

恋人
恋人

いいから歩けや。

もうむり~~~とごねるわたしを、恋人は引きずってでも歩かせました。(厳しい)

特に夏場は暑さにも耐えられず、わたしは半ギレ状態で歩かされ歩きました。

 

週2~3回、ラーメンを食べるためにひたすら街を歩くわたしたち。

もふふ
もふふ

食べ過ぎじゃないか?

当時153cm42kg筋肉なしのガリガリだったわたしですが、半年もしたらすこーし足に筋肉がついて、ラーメンのおかげか体重も増えてきました。

山手線散歩

半強制的に連れまわされ歩かされ鍛えられ、少しずつ歩くことに慣れてきたころ、休日は1日かけて散歩をするようになりました。

よく歩くのでちょっと高いしっかりしたスニーカーを買ったのを覚えています。

 

いちばん歩いたのは、山手線の池袋~上野間を1日かけてふらふらしたときかな。

池袋でラーメン食べて、大塚で和菓子屋さんに寄り、巣鴨の地蔵通りを歩き、駒込でコーヒーを飲み、田端でバタバタし、西日暮里、日暮里、鶯谷、上野。

当然くたくたになりました。

この頃には1日1万歩以上歩くようになったと思います。

商店街めぐりなんかもよくしていて、和菓子屋さんとかお総菜屋さんとかでつまみ食いをしながらのお散歩。

もふふ
もふふ

おいしい&楽しい。

そんな感じで毎週末たくさん歩くようになりました。

つらいときでもできたのは犬の散歩

こうして休日に恋人と一緒にたくさん歩くようになったわたしですが、やっぱり自力で外に出ることはなかなかできませんでした。

調子が悪くて大学に行かなかった日は1日家の中に引きこもっていましたし、そうなるとたいていの場合数日間は外に出られません。

何も考えたくなくて、1日のほとんどをねむって過ごし、起きている時間は死にたい気持ちにとらわれてずっと泣いていました。かろうじて菓子パンなんかをかじるくらいで食事もまともにせず、お風呂にも入りません。

ずっと寝たきりでいるのが身体にも心にも悪いことはわかっていました。

だから、がんばって、夕方の犬の散歩にだけは行くようにしました。

もふふ
もふふ

正直、嫌でした。

外に出るのは嫌なんです。髪を整えたり、顔を洗ったり、服を着替えたりするのも嫌でした。散歩に出かけて知り合いにばったり会ってしまったらどうしよう。人に会うのも嫌でした。

 

でも、散歩は行かなくちゃいけないんですよね。犬にとってとても大事な習慣です。これができなかったら飼い主失格ですもん。

飼い犬のことは好きだったので、楽しそうに散歩する犬を見ているのは気分がいいものでした。写真を撮って家族に送ったりしました。

愛犬のお話も書いてますよ。

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そんなわんこも、先日急にお空に旅立ってしまったのでさみしいです。

ポメーッ…

空の上から見てるぞ。

*おわりに*

うつを治すには歩くより走ったほうがいいのですが、当時のわたしに「走れ!!!」と言ってもやっぱり無理だったはずです。

自発的に走れる元気があるんだったらうつになってないよ!

それもそうよね。

ほんの5分でもいいので、元気がないときにも外に出て歩いてみるといいですよね。

言うが易し行うが難しなのは重々承知していますが、それでも身体は動かそうとわたしは言い張ります。

外に出るのが難しかったら、首や肩を回したりストレッチをしてみたり。足踏みとかもいいですよね。部屋でひっそり踏み台昇降とか。身体の血行を良くするために、少しでも動けたらとってもよい!

 

みなさまもご自愛くださいね。

#今日もがんばらない