もふふがうつを克服した話6〜完璧主義を自覚する〜
こんにちは、もふふです。
うつを克服したシリーズ第6弾。
うつになった高校時代
高校生で不登校気味になったわたし。休み始めはただの体調不良でしたが、日を追うごとに心も病み始め、半年も経たずにうつ状態になってしまいました。登校しても泥のような顔色で覇気もなく、得体の知れぬ恐怖と不安に怯えて過ごす時間。とてもつらかったです。
担任の先生はそんなわたしを気にかけてくれる優しい方でした。学校に来てもつらそうにしているわたしを少しでも楽にしてくださっていたのでしょう、何度か面談をしてくれました。面談といっても空き時間にちょろっと職員室に寄って、先生と軽くおしゃべりする程度のものです。
「今日は調子はどう?」わたしは病院で診断をもらっていないので、欠席の理由はうつ病ではなく体調不良。でも親も先生もただの体調不良ではないとわかっていたのだと思います。先生は休んだ分の授業内容を教えてくれたり、好きな事や趣味のお話なんかをしたり、とにかくわたしを気遣ってくれていました。
完璧主義に気づく
そんな雑談の中で先生がふと「もふふは完璧を求めちゃうからなぁ」と言われました。
かんぺき……?
わたしは授業中にわからない問題があると、ものすごく深刻な顔で今にも泣きそうになっているからよくわかるというのです。
授業は予習が前提のものばかりで、休みがちだったわたしはなかなかついていけませんでした。担任の先生の授業は英語でしたが、単語の意味を調べるところまではがんばれても、それ以上の読解問題までは手を付けられないこともしばしばあって。学力自体もクラス内では低く、先生に指されて「わからないです」というのがとてもつらかった。みんなはわかるのに。自分が馬鹿だと思われるのが恥ずかしくてつらかったんですね。
だから予習を完璧に終わらせて授業には臨みたかったのですが、体調が悪い日々が続くのでそれもできませんでした。
「わからない問題があってもいいし、予習だって全部おわらなくていいんだよ」
「100%じゃなくていいんだよ。30のときがあっても60のときがあってもいいし、0の日があってもいい。そのときできることをやれたら十分だよ」
先生のその言葉に、わたしは驚きました。
自分が完璧主義だなんて知らなかったんです。100%できないとダメ、意味がない、と無意識に自分を苦しめていたことに、言われて始めて気づいたのです。
「できて当たり前」だと思い込んでました。
自分で自分を苦しめていたんだね
先生がそう言ってくださったことで、授業に出るときの気持ちが少しだけ楽になりました。予習おわらなかったからできたとこだけは手を挙げてみよう。わからなかったら先生がわかるように説明してくれるからそのときに考えよう。そう思えるようになりました。
がんばりすぎないこと!
完璧主義を自覚するのは難しいことかもしれません。わたしは先生に指摘していただくまでまったく気がつきませんでした。
わたしが #今日もがんばらない を提唱しているのもそれが理由です。自分でも知らないうちに、完璧を目指してがんばってしまう人、たくさんいるんじゃないかと思うのです。がんばることが当たり前。がんばることが正義。がんばらないのは怠惰怠慢で許されない。そうやって自分の首を絞め続けていると、気づいた時には無気力、うつ状態でなにもできなくなってしまうかもしれません。実際、うつ病の人の中には完璧主義の人が多いと聞きますね。
がんばる日があっていいし、がんばらない日があってもいいんです。
人間は不完全な存在です。完璧を目指したところで実現できるものじゃないんです。許しましょう、認めましょう。毎日全力で生きていくことなんてできないのです。できなくていいんです。
今日もゆるりといきましょうね。できる範囲のことだけを一生懸命やりましょう。つらい日は息をしてるだけでえらいし、起きただけでもえらいし、ごはんを食べただけでもえらい。そうやってなにか一つでもできたことをほめてあげてください。
そして、 #今日もがんばらない でいきましょう!
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