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【中医学】冬からできる!つらい春の花粉症対策!【スギ、ヒノキ】

2019-02-04

2019年の春の花粉は恐ろしいことになりそうですね……

全国平均で平年の6割増しの飛散量だろうと発表されています。

生きねば……!!!

こんにちは、もふふです。

もともと鼻炎持ちなので、花粉シーズンは瀕死になっています。

冬からできる養生まとめました!

 

花粉症対策:日々の心がけ

まずは毎日の養生をまとめたので参考にしてください。

できることを無理なく取り入れましょう。

  • 朝にゆったり深呼吸をして、衛気を充満させる
  • 食事は腹八分目
  • 火を通した野菜を毎日たっぷり食べる
  • 身体を冷やさない
  • お酒や煙草は控えめに
  • 味の濃いもの、甘いもの、脂っこいものは控えめに
  • ストレスをためすぎない
  • 睡眠をしっかり取る
  • できるだけ規則正しい生活を送る

日々の生活は自分の心身にダイレクトに影響します。

未来の自分への投資だと思って、今のうちから意識を変えられたら良いですね!

 

花粉症の原因は「肺」の機能低下

中医学では皮膚や鼻に出るアレルギー症状を引き起こす大もとの臓器を「肺」であると考えます。

「肺は皮毛を司り、鼻に開竅(かいきょう)する」と言われており、皮膚の粘膜や鼻の機能を正常に保つ役割をするのが肺なのです。

五行式体表を見てみましょう。

五行
五方 中央 西 方位
五季 土用 季節
五味
五色
五臓 臓器
五腑 小腸 大腸 膀胱 五腑
五主 血脈 肌肉 皮毛 骨髄 五臓から栄養を補充する場所
五竅 口唇 五臓の状態を表す窓口
この表の縦に並んでいるものがそれぞれ対応しています。
注目してほしいのはマーカーを引いた部分です。
五臓である「肺」から栄養をもらう五主が「皮毛(皮膚)」、その状態を表す窓口になっている五竅が「鼻」ですね。
肺が皮毛(皮膚)に栄養を送り、皮膚をみずみずしく保ちます。
肺が元気だと鼻も元気。弱っていると鼻になんらかの症状が出てきます。
  • 肺が弱っていると皮膚に異常が出る
  • 鼻に症状が出ていると肺が弱っている証拠

 

肺の働きが低下したときの症状

中医学において花粉症の症状は以下のように説明できます。

  • 皮膚が赤く熱を帯びる
  • ジュクジュクした湿疹ができる

肺が弱って皮膚に十分栄養を送れなくなり、皮膚粘膜の抵抗力が衰えてしまいます。

弱った皮膚粘膜が病気の原因となる熱や湿の邪気に侵されると出てくる症状ですね。

  • 鼻づまり
  • 鼻水
  • くしゃみ

鼻詰まりは肺に熱邪が停滞して起きた炎症、鼻水やくしゃみは肺に湿邪が侵入して起こる鼻炎の症状です。

鼻に症状が出ているので、肺が弱っているんだなとわかります。

 

肺と大腸は連動している

さらに、五行学説の表を見ると、肺の五腑は「大腸」であることがわかります。

五行
五方 中央 西 方位
五季 土用 季節
五味
五色
五臓 臓器
五腑 小腸 大腸 膀胱 五腑
五主 血脈 肌肉 皮毛 骨髄 五臓から栄養を補充する場所
五竅 口唇 五臓の状態を表す窓口

肺と大腸は表裏一体で働いているんですね。

そのため、肺に邪気が入り込むと、大腸の機能が低下して便通が滞りやすくなります。

大腸は身体の約6割もの免疫細胞が集まっている臓器です。

便秘で腐敗した便がたまって腸内環境が悪くなると、全身の免疫力に影響を及ぼし、花粉症が悪化することが考えられます。

 

もふふ
もふふ

便秘になると血中うんち濃度が高くなるよ!

血中うんち濃度についてはこちら↓

 

対策:肺、大腸を補う食材を摂ろう

花粉症対策として、肺と大腸を補う食材を取り入れましょう。

五行
五方 中央 西 方位
五季 土用 季節
五味
五色
五臓 臓器
五腑 小腸 大腸 膀胱 五腑
五主 血脈 肌肉 皮毛 骨髄 五臓から栄養を補充する場所
五竅 口唇 五臓の状態を表す窓口

五行式体表を見ると、肺や大腸に対応しているのは「辛味」の食材です。

さといも、大根、生姜、たまねぎ、ねぎ、わけぎ、しそなど
※にんにくは辛味の食材ですが、炎症がある場合は悪化する可能性があるので避けます。

「衛気」の不足で花粉症の症状が深刻化!?

中医学では外敵から身を護るエネルギーである「衛気(えき)」が不足すると、花粉症の症状が悪化すると考えられます。

衛気は外邪の侵入を拒んだり侵入した外邪を追い出す働きをしています。

先ほど出てきた花粉症の原因となる邪気、熱邪や湿邪から身を守っているのですね。

熱邪は身体に熱がこもった状態、湿邪は身体に重くてねばねばとした湿気がたまっている状態をイメージするとわかりやすいかもしれません。

対策:衛気を補う食材を摂ろう

外邪から身を守ってくれる衛気を補う食材も積極的に取り入れましょう。

お米、大豆製品、鮭、山芋、いんげん豆、白きくらげ、白ごま、かぼちゃ、クコの実、なつめ、りんごなど
お豆類や白い食材が多いですね。

【冷え】水っぽい鼻水やくしゃみが出る

ダラダラと流れる水っぽい鼻水、止まらないくしゃみは「冷え」が原因で起こる症状のひとつです。
身体を冷やすのは厳禁。
冬はもちろんしっかり防寒、春先も素肌を空気にさらさない服装を心がけましょう。
特にアイスクリームや冷たい飲料は避けましょう。
中医学では「体温より低いもの=冷たいもの」です。
氷入りなんてもっての外、常温でも身体を冷やしてしまうので気をつけましょう。

対策:身体を温める食材を摂ろう

身体を温める食材を積極的に摂りましょう。

ねぎ、生姜、三つ葉、パクチー、しそ、春菊、シナモンなど

辛味の食材ですね。

生姜が入ったお茶をこまめに摂取するのがおすすめです!

 

【水分のとりすぎ】身体がむくむ、大量の鼻水が出る

鼻水や涙がたくさん出たり、顔や身体がむくむのは水分のとり過ぎ、「水滞」の状態です。

まずはふだんの水分の摂取量を減らしましょう。

「健康のために毎日水を2リットル飲むと良い」なんて情報も出回っていますが、適切な水分量なんて個人の体質やその日の体調によって変わるのが当たり前です。

お水をたくさん飲むことで逆に体調を崩してしまう人もいます。気をつけましょうね。

また、冷えの場合と同様、生ものや冷たいものは避けるのがベストです。

対策:水滞におすすめの食材を摂ろう

身体の水分を調節してくれる食材を取り入れましょう。

しそ、どぐだみ、ハトムギ、もやし、ふき、蓮の葉など

おすすめは温かいどくだみ茶やはと麦茶です。

のどが渇いたら一口ずつ飲みましょう。飲み過ぎは厳禁ですよ。

 

【熱邪】目やのどのかゆみ、痛み

目やのどがかゆくなったり、ヒリヒリ痛むのは、身体に熱がたまった状態です。

炎症を悪化させるので身体をあたためるのはNG。

熱を加える「辛いもの」「脂っこいもの」「味の濃いもの」は控えてください。

薄味でさっぱりしたものを食べるのが良いです。

対策:涼性・寒性の食材を摂ろう

熱を冷まし身体を冷やす作用がある、涼性や寒性の食材を取り入れましょう。

みょうが、水菜、なす、ごぼう、昆布、貝類など

 

規則正しい生活がいちばん

花粉症対策に限った話ではありませんが、健康な心身づくりには規則正しい生活を送るのがいちばん有効です。

あれもこれもと頑張りすぎてもかえってストレスがたまって良くないので、できることをできる範囲でやってみましょう。

もふふ
もふふ

むりせずゆるりとね。

冬のうちから少しずつ生活習慣を改めていったら、春にはかなり楽になっているはずです。

お菓子やアイスや揚げ物はたまにの贅沢にして、ふだんは質素なごはんを楽しみましょう!

 

#今日もがんばらない