【中医学】身体を作る3要素その1「気」

2018-11-27

こんにちは、もふふです。

自分の体調に合わせて食材を選び調理する薬膳料理。

食べ物はわたしたちの心と身体の材料です。

中医学の思想を少しでも理解しておくと、薬膳を作るのに役に立ちます。

今時分の心身の状態がどうなっているのか、何が余分で何が足りないのか。

中医学において身体を構成する要素は、「気」「血」「津液」の3つです。

今回は1つ目の要素、「気」についてまとめます。

「気」とは

「気」は簡単に言うとエネルギーのことです。

気には天の気と地の気があます。天の気は太陽の光や熱、空気などで、地の気は土の栄養からなる植物などのエネルギーです。天と地から与えられるエネルギーを合わせて人間の身体は作られ、生命を営むことができるというわけです。

生命を保つ機能を持つため、「気」の乱れは全身の不調につながってきます。

気の乱れからくる病態は主に3つあります。「気虚」「気滞・気鬱」「気逆」です。

気虚

気虚とは、気が不足して弱くなった状態、すなわちエネルギーが足りない状態のことです。

気虚の症状

・元気がない

・だるい

・疲れやすい

・気力や意欲がない

・食欲がなく、胃もたれしやすい

・下痢をしやすい

・声がか細く、大きな声が出ない

・アレルギー体質

・生理中のだるさがひどい

気虚体質におすすめの食材

おすすめ食材は別記事にまとめてあります。

気滞・気鬱

気滞とは気が体内で滞っている状態、気鬱は気がふさがりうっ滞する状態です。

気滞の症状

・頭が重い

・喉が詰まる

・胸がつかえる

・お腹が張る

・不安や憂鬱感がある

・げっぷやガスがおおい

・便秘と下痢をくり返す

・生理不順

・PMS(月経前症候群)がある

気鬱の症状

・気分が落ち込む

・抑うつ

うつ病の症状も気鬱に含まれます。

気滞体質におすすめの食材

こちらをどうぞ。

気逆

気逆とは気が逆上したり上気する状態です。

気逆の症状

・動機

・げっぷ

・イライラ感

・ヒステリーやパニックの症状

・のぼせ

・発汗

・頭痛

*おわりに*

いかがでしたか?

思い当たる症状がある方は、養生です!

準備なしで今日からできちゃいます!

お菓子やジュースをやめて、必要な食材を意識的に食べるようにしていきましょう。

そしていつもより早くねむりましょう。

健康は十分な睡眠と良質な食事から。

#今日もがんばらない

ゆるりといきましょう~~~~